2011年8月14日日曜日

「TERA」,CBT初日の同接は1万人オーバー。本年度最大級の注目作は,プレイヤー達にどのように受け止められたのだろうか(2)

TERA rmtの開発元であるBluehole Studioは,これらのレスポンスに納得がいかないというのが主な理由で,一度は韓国でβテストまで進めたサービススケジュールを最初から仕切り直して いる。我々の目に見えないところで苦労があったのは想像に難くないだろう。そういったこともあり,CBTで参加者らがオープンチャットで,フリーターゲ ティング部分に関して楽しげに雑談している様子は,なぜだか分からないけど個人的にもちょっと嬉しくなってきた。



オープンチャットでの反響でもう一つ目立っていたのは,グラフィックスの美しさについてである。単純に絵面が綺麗なタイトルなら見慣れているかもしれな いが,モーションも含めた総合的なグラフィックスに対しての高い評価を多く目にした。例えば,両手武器の構えや振りはとても重たそうに見えるし,指先にま でこだわった動きや,魅力的な女性キャラクターなどがそれにあたる。事前情報をきっちり調べていたような熱心な参加者にとっても,実際に動かしたときのイ ンパクトは相当なものだったように見える。


テスター達の反響を眺めていてもう一つ興味深かったのは,実質的にオープンチャットとして多く用いられているのが「パーティー募集」チャンネルであった こと。ほかのMMOの風習を持ち込んでいるのだと思われるが,TERAのオープンチャットの場合は,本来「領内チャット」が適切のような気もする。現在は プレイヤー間に“領”の概念がまだ浸透しておらず,こういった認識も今後少しずつ変わっていくのかもしれない。

βテストというものは,サービスという意味ではまだ未完成の状態である。それが今後,どのようなプロセスで正式サービスに向かっていくのか。そういった部分を一緒に追い続けていくのも,CBTの大きな醍醐味の一つだと思っている。
先にサービスが行われている韓国とは異なる国で,TERAがどのように成長していくのか,実に楽しみでならない。

TERAのCBTは,開始直後こそかなりトラブったものの,現状ではまずまず快適にプレイできる環境になっている。開始直後のサーバートラブルを見てげ んなりした人も,もう一度ログインしてみるべきだろう。少なくとも,CBTアカウント所持者は参加してきっと損はないし,もしアカウントがなくても,ネッ トカフェに足を運ぶ価値はあるだろう。今後TERAのCBTは,7月3日と4日に,それぞれ“16時~23時”のスケジュールで実施される予定だ。

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